Staff Interview

新潟から、世界へ。
そして、次世代の
エネルギーインフラを。

M.T.(生産管理)

TBグローバルテクノロジーズ株式会社

生産統括本部 製造部 生産管理グループ
製造部長 兼 グループマネージャー
2010年入社 / 工学部・情報工学科 卒

「生まれも育ちも、新潟県。新潟はご飯も美味しいし、住み心地もいい。就職も県内企業にこだわり、中でもエネルギー関連のメーカーか商社を狙っていました。なぜエネルギー関連かというと、それは社会に必要不可欠だから。そんなすべての希望に合致したのが、当社でした。工場見学に訪れた際は社員の方々が非常に親身に話を聞いてくれて、人柄も魅力的に感じ、感銘を受けたのを覚えています。入社後は、ローディングアームの生産管理の業務に従事。製品をお客様のご希望通りの納期に届ける『工程管理』、コストをコントロールする『原価管理』、お客様に迅速かつ安心して製品を使用いただくための『在庫管理』を任されています。仕事をする上で特に大切にしているのは、密なコミュニケーション。モノづくりの工程では設計、調達、溶接、テスト、組み立てチームなど、たくさんのメンバーが関わることになりますからね。どうすれば各自がより良い仕事ができるか、良い製品が造れるかを考え、議論を交わし、譲り合い、方策を考えることで、プロジェクトが円滑に進むように心がけています。

新しいことに挑む時は、誰も気づかない“落とし穴”があるもの。それを発見し、踏まないようにするにはチームで一丸となる必要があります。中でも難易度が高かったのは、液化水素のローディングアームの開発プロジェクトでした。従来のLNGの液化温度が-162度なのに対して、液化水素は-253度の極低温。パイプの外側に氷が張ることを防ぐために真空二重管を採用するなど技術的にも様々な新しい試みを取り入れましたが、真空管の中に異物が入らないように製作工程を練り直し、テスト方法も再検討。チームメンバー、そしてパートナー企業の知見や協力も得ながらプロジェクトを進め、世界で初めて液化水素の実証実験で成功を収めることができた時は、非常にほっとし、無事にここまでこれた!という喜びを感じることができました。現在は、製造部長として東京・長岡の計72名のメンバーを管理しつつ、海外工場の立ち上げに奔走中。さらに海外市場を切り拓き、次世代のエネルギーインフラを構築すべく、日々の業務に挑んでいます。将来、子どもたちに脱炭素社会の実現に一役買ったんだよと、自慢したいですね。世界を見据えて仕事をする。次の未来の常識をつくる。地元・新潟で、そんな仕事ができるんだよって教えたいです。