Works & Persons

仕事と社員を知る
人にしか生み出せない価値を。
その創出のために、私は働く。
田岡 亮助
Ryosuke Taoka
東京貿易テクノシステム株式会社 
中日本エリアセールスチーム
2015年入社 経済学部 経済学科卒

小学生から野球一筋、大学でも野球部に所属し4年間汗を流す。仕事選びの軸は2つ。「営業」と「福岡」。田岡は、生まれ育った地で人と接する仕事ができる会社を探し始める。このキーワード検索にヒットした中に、ちょうど福岡事務所を開設したばかりの東京貿易テクノシステム(TTS)があった。配属は、モノづくりが盛んな地域で経験を積んでほしいという会社からの期待を受け、愛知県豊田市になった。当初は福岡への想いもあったが、今では仕事、プライベートともに充実しており、田岡の中では第二の故郷となっている。

三次元測定システムをコアに、
「モノを売る」から、「ソリューションを提案する」へ。

「TTSは、東京貿易グループの中でも特に新しい取り組みに前向きな会社です。2022年、『世界に名を馳せる次世代のデジタルシステムインテグレーターになる』というミッションを掲げて、より一層のサービスの進化や領域の拡大に踏み出しました」。
田岡の所属する中日本エリアセールスチームは、日本の自動車産業、航空宇宙産業の中心地である東海地区の大手メーカーに対し、生産工場に欠かせない三次元測定機を提供している。
「高性能レーザースキャナーを使い、ラインで製造されたさまざまなコンポーネントや筐体などを三次元でデジタル計測、そのデータと設計(CAD)データを照合して、不具合があるかどうかを検査します。最近では、データの無い金型や試作部品の性能評価を行う際に三次元測定機でスキャンすることで設計データを作成する“リバースエンジニアリング”にも活用されています。私たちの強みは何といっても技術力。メンバーの約半数はエンジニアで、カスタマイズやメンテナンス、仕様追加などをトータルで任せていただける点ですね」。
モノを売ること=三次元測定機の販売メインから、運用サポートまでをパッケージ化したソリューションサービスへ。事業そのものが大きく変化する中、センサーとロボットを組み合わせた自動測定システムの提案や、個別測定データを統合・共有化するシステムインフラ提案などに力を入れ始めている。
顧客層の開拓も推進中で、橋梁メーカーやエネルギー関連業界の他、グループ会社である東京貿易マテリアルと協働しながら、鉄鋼メーカーに対する三次元測定機の拡販を行っている。また、同じくグループ会社のティービーアイと組むことで、生産現場のさらなる安全性向上にも寄与できると考えている。

業界全体で取り組む、生産現場のQCD※向上。
その主導的な役割を、我々が担っていく。

業界を横断した新しい取り組みにもチャレンジし始めている。自動車メーカー大手3社を交えての技術交流会をTTSが企画、提案したのだ。
「今までは各社個別に技術やノウハウを磨き、囲い込んできたわけですが、今後、世界とどう戦っていくのか?を考えた時、業界として設備や情報を共有化していく動きがより活発化していくことでしょう。私たちもこの潮流をチャンスと捉え、計測技術や検査品質に関する技術交流会を企画し、遂に実施が決定しました。自分自身もこのボードに積極的に参加していくつもりです」。
TTSが主導して行う、生産工場の効率化・生産データ利活用促進・工場見える化の向上。その先鞭を自動車業界でつけつつ、例えば鉄鋼業界など他の領域に広げていく。こうした動きに、ワクワクしながら関わっていきたいと田岡は言う。
「自動化やAI活用によって、生産現場から不要な業務や危険な仕事をなくしていきたい。そして、結果として人にしかできない仕事を増やしていきたい。本気でそう思っています。
人の持つ能力を、“新しいことを考えたり、判断したりすること”にシフトする。こうした新しい時代の流れを、自らの仕事を通じて生み出していきたいですね」。
※Q(品質)、C(コスト)、D(デリバリー)

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